中学生が持つスマホ端末は何がいいか?iphoneよりAndroidが良い

子供用のスマホ端末本体は何がいいでしょうか。中学生になり『自分用のスマホを持ちたい』と言ってきたので、中学に上がるのを期に子供専用のスマホを買ってあげたい。と思っている親御さんも多いでしょう。ここでは、子供向け(主に中学生ぐらいの年頃)のスマホ本体について何が良いか考えていきたいと思います。

iphone人気はひと段落。今は半々

スマホというと、現在はiphoneとAndroidの2つがあります。その違いについてはページ下でおいおい説明します。有名なのはiphoneですね。高校生に人気という話もよく聞きます。2018年の調査で、女子高生の8割以上がiphoneを使用している記事もあります。 学生のスマートフォンの割合2018 2018年9月 中高生のスマホはiPhone比率約74%(ITmedia]) 女子でiphoneが人気なのは、これは「みんなが持っているから」という、年頃の若者にありがちな心理だろうと察することができます。 iphoneとandroidの割合2019 2019年12月 メイン利用はAndroidが57.2%(ITmedia) 1年後の2019年になると、iphoneのシェアが下がっているのがわかります。10代全体の大きなくくりになりますが、男性ならば、半々状態で、女性でも4:6になっています。ユーザー全体ではすでにandroidの方が6割近くになってきています。 又、iphone人気は大学生がピークという。という意見もあります。 意外と知らない!iOSとAndroidOSの調査データあれこれ これは、時代の流れを振り返ればなんとなくわかると思います。少し前はiphoneやApple(iTunes)のCMがバンバンやっていたし、大手キャリアもiphoneの値引をウリにした新規キャンペーンを沢山やっていました。2013年〜2018年頃のスマホの急速な普及に、オシャレなイメージのiphoneが貢献したのは事実です。 それをモロに直撃した世代はやはりiphoneに憧れるし、スマホが当たり前の今の世代がそれほど憧れなくなるのもなんとなく理解できると思います。

子供用スマホにAndroidを進める理由

子供用スマホに何か迷っているならば、iphoneよりAndroidの方が良いです。

iphoneはフィルタリングアプリのペアレンタルコントール機能が使えない

まず、子供に安全に使わせる制限機能は大きく分けて2つあります。 1つ目は、『フィルタリング』と呼ばれる、web検索で18歳未満には相応しくない情報を表示させない機能です。これはPCでもあるので、ご存知の人が多いでしょう。 2つ目は、『ペアレンタルコントール』と呼ばれる機能です。これは、親(管理者)が子供のスマホを遠隔で管理や制限ができる機能です。アプリの使用制限や時間制限をおこなうことができます。どのくらい使っているか把握できたりします。あと、GPSで場所がわかるサービスもあります。 一般にフィルタリングアプリには両方の機能が付いています。 iphoneの場合は、1つ目の機能、WEBフィルタリング(不適切な画面をブロック)機能は使えますが、 2つ目の機能、アプリの管理や時間制限(ペアレンタルコントール)機能はiphoneだと使えないケースが多いです。 一番有名なフィルタリングアプリのiフィルターでも、iphoneのアプリ管理や制限はできません。

iphoneは端末標準の機能制限を使うので2倍手間!

では、iphoneの場合はどうするかと言うと、 もともとiphoneに標準で「機能制限」や「スクリーンタイム」という機能が付いているので、それでアプリの管理ができます。しかし、その機能を使うには子供専用のappleIDが必要だったり保護者用パスワードを入力したり、それなりの作業しなくてなりません。 ですので、Androidならば、1つのアプリで済むのに、 iphoneの場合は、2つのアプリを使わなくてはならないのです。 管理する親側としては作業が増えてしまいます。 親がiphoneならばファミリー共有という機能を使って、親のiphoneの管理画面から遠隔操作で管理できますが(その設定もけっこう面倒臭いのですが、それはおいておきます)、一番面倒なのは、親がAndroidで子供がiphoneという組み合わせです。 子供のiphoneを遠隔操作で管理ができないのです。 例えば、子供が「このアプリ入れたい(承認して)」といってきたら、親は子供のiphoneを手に取り、管理パスワードを入力して承認する作業をしなくてはなりません。遠隔で親のスマホやPCから承認作業ができないです。あと、どのくらい使っているのか?何を使っているのか。といった情報を見るときも、同じように子供のiphoneからじゃないと見れないのです。 これが小学生ぐらいならば、それほど気にならないですが、中学、高校と年齢が上がってくると、いちいち頼む子供側としても、わざわざ子供のiphoneを受け取り許可してあげる親側としても、どちらも煩わしくなるのは想像できます。 実際、作業が煩わしくなって、iphoneのアプリ管理機能を外してしまうという親御さんもなかにはいるようです。 よく、フィルタリングの承認がめんどくさい。という評判聞きますが、原因はこれなんです。子供がiphoneだと、Androidの親はアナログな手作業で承認などしなくてはならないのです。 フィルタリングアプリでのペアレンタルコントール機能が使えるかについて表でまとめてみました。
ペアレンタルコントール機能
子供
AndroidAndroid(*1)
Androidiphone(*2)
iphoneAndroid(*3)
iphoneiphone△(*4)
(*1)(*3)・・・・・子供がAndroidならば基本ペアレンタルコントール機能は使えます。親のスマホは、iphone、Android、どちらでも構いません。何故ならば、親側(管理側)は、web上の管理画面にログインして操作するからです。ですのでPCからでも操作できます。 (*2)・・・・iphone標準の「機能制限・スクリーンタイム」を使うことになりますが、子供だけiphoneならば、親が遠隔的に管理することはできません。iphone単体での設定になります。イメージとしては、「勝手に設定を変えられないようにパスワードでロックしているだけ」なので、なにか設定を変える(アプリのダウンロードを承認するなど)は、親がiphoneを手に取り作業することになります。 (*4)・・・・iphone標準の「機能制限・スクリーンタイム」を使うことになります。親もiphoneならば、ファミリー共有という機能で、遠隔的に管理できます。そのためにはAppleIDというアカウトが必要になってきます。フィルタリングとペアレンタルコントールを別々のアプリで管理するようになるので、個人的にはめんどくさいと思います。

iphoneは端末は高い。Androidは種類が豊富

これは周知のことですが、iphoneは端末本体の料金が高いです。もちろん性能が良いから高いのですが、そこまでのハイスペックは必要ないでしょう。だってLINEしたりネット検索をしているだけなのですから。もちろんAndroidでも性能が良くて高い端末もあります。同時に安くてお手軽な端末も出ています。Androidの方が端末の種類が圧倒的に多いです。 以上のことを考えると、親としては「子供にiphoneを使わせると管理が大変になる」だけでメリットはないのです。むしろAndroidの方が子供に使わせるには向いていると言えるでしょう。

Androidとiphoneの違いを改めて説明

iphoneとAndroid
子供用スマホにはAndroidを勧める理由を記しましたが、ここでは改めてAndroidとiphoneの違いを確認の意味で説明します。すでに分かっている人は飛ばしてください。子供に説明する時もスマホ選ぶ時も必要な知識です。

AndroidとiphoneはスマホのOSが違う

OSとはOperation System(オペレーティング・システム)の略です。アプリやソフトを動かすための基本的なシステムです。 パソコンに例えると「windows」がOSになります。EXCELやWORDというソフト(アプリ)動かすためのシステムが、windowsというOSです。 Androidは「Android」というOS、iphoneは「iOS」というOSで動いています。つまり、この2つのスマホは中身、基本となるシステムが全く別物なのです。互換性がありません。

なぜiphone(ios)は機種が少ないのか?

iphoneのOS=「iOS」は、Apple(企業)が開発したOSです。そのほかIpadやipod tuchも iOSが使われています。あとAppleが作っているパソコンはmacです。 Appleは、「中身」となるOS、「外側」となるスマホ端末やパソコン本体を一緒に作ってこそ、本当に素晴らしいコンピューターができる。という考えを持っています。その考えはパソコン黎明期のMAC時代から一貫していて、自社で全てを開発して作り、販売するところまで自社で管理するような経営をしています。

なぜAndroidは機種が多いのか?

Androidは、Google(企業)が開発したOSです。Androidは、iphoneとは全く逆の考えです。「中身」となるOSは私たちが作るから、「外側」となるスマホ端末は他社が自由に作ってくれ。というスタンツです。ですので、いろいろな企業が参加してAndroidのスマホを作っています。 例えばソニーのXperiaは高級路線のAndroidで有名です。AQUOSはシャープが作っているAndroidです。このような感じで多くの企業が参加するので、Androidは必然的に機種が多くなります。 この違いは、設計思想の違いというのでしょうか、とても対照的で面白いですね。

なぜwindowsはスマホはないのか?

ここまで書いて、あれwindowsのスマホはないの?と思った人もいるでしょう。中にはAndroidはwindowsのスマホだと勘違いしていた人もいるかもしれません。簡単にwindowsの説明もします。ちなみにwindowsはMicrosoft(企業)が開発したOS(PC向け)です。 windowsは「windows mobile 」というスマホ用のOSをかつて作っていました。今は完全にスマホ向けOSから撤退しています。だから、windowsのスマホはありません。 windowsは、現在はPC向けのOSに専念していますが、タッチパネルでのアクションはなかなか良いので、個人的にはタブレットぐらいの大きさならばwindowsも良いのではないかと思っています。

子供向けのAndroidスマホならば2万円からあります。

現在、Androidスマホは種類は多くなっています。そしてどんどん安くなっています。格安sim会社でも新規のセット販売で何種類も用意しています。 性能はここ数年で格段に上がっているので、価格が安いローエンドモデルでも、動画の観覧やネット検索をするには十分な性能があります。 初心者向け入門機 15000円〜25000円 ミドルレンジクラス 25000円〜45000円 ハイエンドモデル 45000円〜 とくに、20000円〜30000円あたりの価格帯が人気もあり種類も豊富です。初めてスマホ持つ人にも、それなり使っている人でも満足できる性能です。中学で3年間使うことを考えると、このくらいの価格帯がいいでしょう。又、この価格帯は割引キャンペーンも多い!!実質、半額以下で購入できる時もあるので、新規で契約をする人は是非チェックしましょう。
スマホ選ぶ時に何気にチェックして欲しいのはスマホの重さです。190gを超えるとちょっと重めですね。 バッテリー容量が大きいと長持ちするメリットもありますが、重くなるデメリットがあります。
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