IIjmioは、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ=Internet Initiative Japan)が経営する格安sim会社です。読み方は『アイ・アイ・ジェイ・ミオ』です。愛称で「みおふぉん』と呼ばれています。インターネット業界では歴史の長い会社です。イロイロなタイプのsimを取り扱っていのが特徴で、定番の定額制プラン意外にもプリペイド払いや外国人向けの英語案内、最近では使った分だけ支払いの従量課金制も始めました。さらに最新技術の『eSIM』を販売しています。割引プランも豊富なので、格安simマニアの間では有名な人気の会社です。 使用回線

IIjmioは、格安simの中では標準的な料金になります。料金プランやサービスはイロイロなタイプがあります。格安simでは珍しく「従量制プラン」があるのもポイントです。使った分だけの支払う方法で大手携帯キャリアでは定番ですが、格安simではほとんどありません。 そのほか、他の会社にはない色々なプランがあるので、できるだけ紹介していきます。

定額プランは多くの格安sim会社で取り入れている一般的なプランです。

IIjmioの定額プラン

	容量ギガ	音声対応SIM	SMS対応SIM
	3	1,600円/月	1,040円/月
	6	2,220円/月	1,660円/月
	12	3,260円/月	2,700円/月

プランは３つだけでシンプルです。

使った分だけ払う従量制プランになります。使用量に応じて毎月の料金が決まります。

IIjmioの従量制プラン[au回線のみ]

	容量ギガ	音声対応SIM	SMS対応SIM
	1	1,180円/月	480円/月
	2	1,400円/月	700円/月
	3	1,600円/月	900円/月
	4	1,800円/月	1,100円/月
	5	2,000円/月	1,300円/月
	6	2,200円/月	1,500円/月
	7	2,400円/月	1,700円/月
	8	2,600円/月	1,900円/月
	9	2,800円/月	2,100円/月
	10	3,000円/月	2,300円/月

料金は1ギガあたり200円で料金が加算されていきます。 11G〜16Gは省略します。

	17	4,400円/月	3,700円/月
	18	4,600円/月	3,900円/月
	19	4,800円/月	4,100円/月
	20	5,000円/月	4,300円/月

このプランは、上限が20Gまでとなっています。 さらに 自分で好きな上限を設定できます！ これはとても嬉しい機能ですね。「上限５ギガに設定して子供向け」に使わせるような方法もできます。 ギガ容量あたりの料金は、定額プランと比べてもほとんど変わらないので、けっして割高というわけではありません。普通に「料金の安くなるプラン」の1つとして検討してもいいでしょう。スマホを使う頻度が月ごとで違う人や、上限が決められていると、なんとなく窮屈に感じる人にはピッタリのプランです。

IIjmioの電話通話料金は、20円/30秒で一般的格安simと同じ料金です。同じIIjmio同士ならば、16円/30秒になります。 しかし専用の『みおふぉんダイアル』アプリから電話をかけると半額なります。アプリの使用料金は無料です。

みおふぉんダイアルアプリ	10円/30秒

みおふぉんダイアルのアプリを使ったオプションプランもあります

みおふぉんダイアル[アプリ] かけ放題オプション

	オプション料金
3分かけ放題	600円/月
10分かけ放題＋家族と30分	830円/月

3分かけ放題は、3分以内ならば無料になるオプションです。定期的に電話で連絡をとる人にはオススメです。10分かけ放題では、さらに家族（同一契約者名義[同一mioIＤ]間の国内通話料が30分無料になります。 さらに、基本料金が-700円なります。

IIjmioではフィルタリングに『i-フィルター for マルチデバイス』が使えます。 i-フィルターは、インターネットの初期から使われている日本で最も有名なフィルタリングサービスです。日本PTA全国協議会推薦製品です。 年齢別による簡単設定のフィルタリング機能に始まり、利用時間制限やアプリ管理のペアレンタルコントロール機能もしっかりとあります。 料金は360円/月

IIjmioでは他の会社にはないSIMも販売しています。かなり特殊なタイプなのですが、必要な人には便利なサービスです。いろいろなユーザーに対応したsimを提供しています。 ・完全前払いのプリペイドsim２ギガ 3,791円 [3ヶ月有効] です。短期使用などに便利です。 ・訪日外国人向けsim Jpan travel sim では、全ページが英語と中国語表記で、旅行に訪れた短期在住者向けプランを紹介しています。 ・海外トラベルsimは、世界42カ国で使えるsimです。出発前に日本で準備できるので安心ですね。 この品揃えからも、IIjmioの会社の独特なスタイルが分かってくると思います。

電話通話だけでインターネット（データー通信）は全くしないという人にオススメします。音声通話機能専用のsimとなっています。 こちらのsimは、全くデーター通信ができません。 ギガ容量が少なかったり、低速通信だけしかできないsimはよくありますが「まったくデーター通信ができない」というのは、IIjmioぐらいではないでしょうか。非常に潔いプランです。電話番号だけとりあえず残しておきたい人。２台持ちで待ち受け専用に使いたい人など、いろいろな用途がありそうです。

eSIM(イーシム)とは、simカードをスマホにささなくても、ネット上から契約するだけで即データー通信ができるようになる、新技術のよるデジタルsimです。ですので、あらかじめスマホ本体にeSIMの機能が備わっていないと契約できません。eSIM とは『embed SIM』の略です。 まだ対応機種は少なくて、最近のiphone（XR、XS、11、SE第二世代）やipadがeSIM対応になっています。 キャリアから乗り換えずに副回線としても使えるので、大手携帯キャリアでiphoneを契約している人にもオススメできます。

esimの料金は、使った分だけ支払う従量課金制とデータープランゼロと、あらかじめ６ギガ付いているライトスタートプランの2つとなっています。

eSIMの料金[データプランゼロ]

	料金
初期費用	3000円
月額料金	150円/月
1G追加	300円/月
2G~10G追加	450円/月

ちょっと表記が分かりにくいかもしれませんが、単純に１Gあたり450円づつ上がっていくと考えれば良いです。

eSIMの料金[ライトスタートプラン]

	料金
初期費用	3000円
月額料金（６ギガ）	1520円/月

200円で100Mの追加ができます。 IIjmioは、他の会社より一足先にeSIMの提供を始めました。ネット上から契約するだけで完了するので、1時間程度ですぐに使えるのようになる便利さは、これまでの格安simとは比べ物にならない便利さです。 今後はこちらの技術が主流になっていくのでしょうか。しかしeSIMが使えるスマホ端末本体は高くなるでしょう。そう考えると長所と短所がいろいろありそうです。

IIjmioは、インターネット通信会社のiij(インターネットイニシアティブ)が経営しています。専門会社ならではのサービスは他の会社にはないSIMをいろいろと提供しています。使った分だけ支払いの従量課金制プランは上限も決めることができるので、多くのユーザーが使いやすい便利なプランではないでしょうか。またeSIMを提供しているのは楽天モバイルとIIjmioぐらいしかありません（2020年10月現在） あと、割引キャンペーンも頻繁に行われています。新規でスマホ本体の安く購入したい人も検討してみましょう。